きになるガラクタ箱

きになるスタッフの、きになる日々の、きになるブログ。

七夕!!

昨日、たまたま笹をもらって、



「ま、明後日くらいまでにやればいっか。。」
とのほほんと構えていたら



!!!

七夕、今日じゃん!!

と、朝ご飯食べる前に気づき。



なんか午後になったら願い事の効力も落ちるんじゃないかって言う
謎の貧乏性?的発想から10分で飾り付け&願い事。
(折り紙もすぐ出ないからすべて赤。。。)



線路も4枚混ざってるが、「健康」「金」「平和」など、
当たり前の事だけど当たり前じゃないことを羅列。

健康で、平和で、そこそこ金に困らず生きて行けますように。

 

思えば、土曜日100均で「笹買う?」って会話したけど

「素材がなー」とか旦那が言うからそのままになり、

結局買わなかったから昨日入手しなかったらやらなかったよー。

 

 

節分、ひな祭り、七夕、、、日本の行事、

最近西洋勢に推され気味じゃないか。

 

クリスマスとかハロウィンとかで浮かれてる場合じゃないぜ!

って思うなら自分がやらなきゃよね、母だもの。

 


以上 

 

3mg製作所 所長

 

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きになる※

先日、E氏と21_21デザインサイトの※展にいった。

 

数年前にひとりで目黒でやってた「包む」展に足を運び、
いたく感銘を受けたことがあるのだが、
 
で、
 
その展示会であたしが感じた事のひとつに
藁の素材としての素晴らしさもそうなのだが、
昔は藁がそこら中にあったから、この包む展につながったんだよなあ〜
いいなあ、昔の人。。。ということだった。
 
で、
数年前から(確か当時妊婦だったから3年前くらいから)
藁が無くなってしまったのは、米が、水田が身近に無くなってしまったせいでもある!
と密かに危機感を感じていた矢先の「※展」だったので、
迷う事なく、よくそんな話をしていた彼女に声をかけたのだった。
 
 
展示に行って感じた事を徒然と。
 
・展示の中に米農家の人たちが米の神様をすごい大事にしていたこと。
 お米をつくる農家(というか畑)、がもっと身近だったとき、
 例えばそれは普通に暮らすあたしたちが
「明日いい天気になってほしいからいい子にします!」的な祈りの気持ちの
 もっともっと強いもの、っていったらいいのか。。。
 
「自分の力ではどうにもならない自然」を相手にするってそういうことだよね。
 祈って、備えて、自然に寄り添って生きるというか。。
 
 昔よく聞いた「お天道様がみているよ」っていう注意の文句とか。
 太陽が。自然が。敬う存在であり、
 一人じゃなにもできないから、コミュニティも必要で。
 今、「太陽が見てるよ」っていっても子どもに響かないんじゃないかしら。。
 
 そんな、現代では稀になってしまった感覚。。
 絶滅危惧に近い感覚を、自分の中に覚えておこうって思った。
 
 
 
 
・百姓の人がひたすら米を作る事を語るVがあって、
「俺は白姓。百姓は『百のことができるスーパーマンみたいなものだから』」
 っていってたの。
 
 他の展示のとこでも、米をつくるために農家の人がどれだけ大変な、、
 ホントに『百の事』をこなさないと米が実らないか、を語っていたのだけど、
 昔はそれをやらないと「冬を越せない」=「死」だったって。
 
 やらないとどうにもならない、、、だから、やる。
 自然相手だから当然なんだけど、
 その当然を昔の人は当たり前の事として過ごしていたんだって。
 ホントに辛抱強かったんだろうね、昔の人は。
 
 ちなみに藁をこよって縄をつくるのは、時間があったらひたすらやってたって。
 必要なもの、でも、自分で作らなければどうしようもないもの。。
 先日の襤褸展でもにたような感覚があったけど、そういうものだったのよね。
 
 
 
・米粒に文字を書いてきた。
 よく人がやってるのをみると「うわー、米粒に!!」って思ってたけど
 やってみると、きっと練習すればうまく書ける気がする。
(その日書いたのは雑だったけれど)
 
 
 
・玄米の栄養価の高さをデータで示しているボードがあって、
 白米をほとんど食べてる自分の「栄養価がそぎ落とされてる感」に
 愕然とした。たしか7〜9割くらい落ちちゃうんだったかな。。
 ママとして、ショックー
 
 
 
・土地柄もあるけれど(六本木だから)外国の人が結構来ていて、
 やはり「日本は米文化」って思うのかしら。
 米周りのモノをずらりと並べてあるとこで激写してたな。
 
 
 
・展示の台が藁だったんだけど、そのいい香りったら!!
 魔女の宅急便やハイジが藁でノビするようなシーンを体感してきた。
 なんか、あったかくていいにおい。取り込みたての布団と同レベルの気持ち良さ!!
 いつか藁でなんかつくりたいわ。。
 
 
 
・「米」になれる場所があった。細身の彼女はとてもうまく収まっていた。
 長靴の向きが書体っぽくて秀逸〜!

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で、
なによりも展示を見終わって、頭とお腹で
二人とも米が食べたくなって食べたくなって「六角」って和食を食べる。
 
 
ここは子連れにも優しいしお変わり自由だからおすすめ。
さっきの栄養価の話をふまえた上であたしはお腹の声を優先して「白米」を、
彼女は頭で考えて「玄米」をチョイス(笑)。
あとでハーフ&ハーフもできるって知ったけど、米への渇望感の後で、とにかく美味かった。
 
===
 
展示行ってから結構経つけど、アタシの中でいまだに米食運動は続いてる。
母さんが米を積極的に取り入れないと、家族の米率は下がるよね。
新潟だっけ。給食で米ばかりにしたの。あれ正しいと思う。
 
家で食べるのだってパン食も増える時代。
流行のパンケーキ、夕方の特集の美味しいパン屋、NHKのお兄さんだってパンの唄歌ってるし。
考えてみたらおにぎりマンだって脇役じゃないか!!
給食ぐらい、全部米だっていいんじゃないか?日本人だぜ?
 
米は単なる食べ物じゃない。
文化だし、風景をつくるし、カラダもつくる。
米からできる藁だけだって、すごいクオリティのものできるんだから!
 
みんな、もっと米をたべよう!!
母さん、もっと米を焚こう!
焚けば子どもも食べるって!
 
 
そう思った1日。
母こそ行ってほしいと思った展示でした。
 
 
=====
 
 
余談だけど「21_21デザインサイト」って
「トゥーワントゥーワンデザインサイト」って読むんだよ。
前にいったときに案内のおねーさんに
「あの、、にじゅういちにじゅういちのに行きたいんですけど。」
って聞いたらそんな読み方で応えてくれた。
 
あたし、ブランドものよくわからないし、
遠い昔は「PORSCHE」を「ポルチェ?」って読んじゃったし、
「わからない人向けに」ってことでいいから
せめてパンフレットくらいに読み方は示してほしい。
 
その質問のときにも横にいた友人と
「トゥウェンティワン、トゥウェンティワンって聞かなくてよかったね」と
話したけど、ホントそのとおり〜。
カッコよさそうに思われる方でまちがったら、なんかアレだしね。
 
 
 
以上
 
 
3mg製作所所長

 

きになるBORO

http://www.amusemuseum.com/boro/index.html

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ボロって言うと、なんか戦前戦後のひとが
「そんなボロをきて、、」って
しかめっ面でいわれそうな存在、という気もするが、
いつだか美の壼でその「美」について特集していたのを記憶していた上に

先日の雑貨屋で布ものを作るに際し、
布の行き着く先を観るのも楽しいのではないかと思って
新聞のチケットで応募してみたのです。
で、
布もの好きなガラクタのメンバー母と行こうじゃないか、という訳で。

行って驚いたのが、
展示してある襤褸が触っていいこと。
「傷まないのかなあ。。くさくないのかしら。。」
と、布に対しての心配とにおいの心配をするという謎の心境で
触れてみたところ。。


うわ、すっごい柔らかい!気持ちいい!


なんか、赤ちゃんコーナーの布にありそうな
あたたかくて気持ちよくて、、こころがくすぐったくなるような
そんな触り心地。木綿?がすっごいすっごいもまれて柔らかくなったの。。
※ちなみに無臭でしたw

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ほら、柔らかそうでしょ。

驚いたのが、ドンジャっていう分厚い布団(14Kgだって!!)みたいな
襤褸もあって、冬には家族全員、裸でそこに寝るんだって。
裸でって言うのは、青森の冬の寒さから身を守るためと
シラミが服につかないようにって意味もあるようで。

家族が裸で寝て、、、って読んだときは驚いたけど、
兄弟や家族同士で喧嘩もいさかいもなかったって書いてあった。
豊かすぎて、寒さもそこまでじゃない現代ではあり得ないけど
何もない環境が生む素晴らしさというか。

あと、現代では絶滅した体験といえば
刺し子にしても、とにかく手間ですごい時間がかかるものばかりなんだけど、
(なぜか途中で止めたのとかあったww)
雪がしんしんと降る中、いろりの残った炭で暖をとって
ひたすらチクチクチクチク縫ってたって。

浅い考えなら「昔の人って暇だったんだね~」ってなりそうなものだけど、
でも、よく考えれば家電も発達していないわけだから、時間はかかってたわけで。
それでもやるのはひとえにそのチクチクが強度やあったかさを増すってのと、
オシャレ心だったんだろうね。人と違う布を纏いたい!!的な。


現代みたいに「買えば手に入る」なら、
「どこで買うか」で差がつく訳だけど、
全部自分でつくる、が条件。しかもまわりもみんな同条件。
そうなったら、女子、やっぱ頑張るのだろうね。。

ちなみに誘ったメンバー母さんは、
展示中だった南部刺し掛けや水玉模様の襤褸を普通に着こなしてた。。
ホントに似合ってた。。水玉。。


当時、「誰かとのオシャレの差」といえば、
とにかくキレイな色の糸(布も針もだけど)がないので、
それはもう、ハギレから毛糸1本にいたるまで
「もったいない」というより「ありがたい」の心境だったって。
館内のあちこちに「もったいない」「Love Japan」とか書いてあって
最初突っ込んだりしてたのだけど、本当にそうなのね。

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どっかのおばあちゃんの遺品で大事そうにとってあったというハギレ。
趣味で古着リメイクをするあたしも、このLOOVハギレ、の境地は分かるわー。
「この古着は可愛いから大事に使おう!!」とテンション上がるので。
きっとその感じよね。共感。


現代に生きる母さんとして、
手仕事がうまくなりたいなあと思いました。


●驚愕のあざらし×鮭皮ブーツ。
ウロコと背びれがナイス。

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●今日朝日デジタルにも出てたらしいけど、
海外が注目しとるせいか、マネキンのチョイスが。。
個人的には当時の着てる感じがほしかったなあ。。
って、意外に当時もオシャレにきてたりして。。。

でも、頭にあんな感じで被ってはいないよね。。
あれ前掛けじゃないか?たぶん。。

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思った以上に充実してて、手芸好きなひとはぜひいくべし。
アミューズミュージアム。浅草寺向かって右の出口すぐ。つうかほぼ隣接。

以上。
 
 
3mg製作所所長